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本名:明日歌・イスペル
ダリィとは3歳の頃(ダリィ6歳)からの付き合い。
嬉しかったり好奇心が強く出ているときは金色の瞳が、
悲しかったり恐れが強く出ているときは青い瞳が、
わずかに鮮やかに見える。（目の錯覚かと思う程度の差）
誰かを(とりわけ精神的に)傷つけることへの恐怖が強い。
雨が嫌いで、長期間にわたって降り続けると
心ここにあらずといった体になったり、憂鬱がちになることがある。
亡き父親に対して複雑な感情を抱いており、
名字を名乗らないのは父親と自分とを分かつ意志による。
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金色の瞳を持つ自由でよく笑う母親と、
青い瞳の気は弱いが優しい父親に見守られて育った。
6歳の時、母が交通事故に遭う。
相手は飲酒運転で、母は一命を取り留めたものの二度と歩くことができなくなった。
それ以降日に日に笑わなくなっていく母を何とか支えようとしていた父は、
しかし事故相手に偶然出会ってしまった際、悪びれないどころか
母を侮辱する発言をした相手を許せず、激情で相手を殺めてしまった。
その後、父は獄中死、母は衰弱死して天涯孤独となり、ダリィの家に引き取られた。
一時期は手のつけられない状態だったが、支えを得て徐々に回復し、
11歳の誕生日が近づく頃に「この世界が好きだ」
「もっと色々なものを見たい、聞きたい、知りたい」という気持ちを実感して立ち直る。
今では開き直って普段は気楽に過ごしているが、
『一時の激情に駆られ、結果的に母の絶望と死を引き起こし、
自身も逃げるように逝ってしまった父を赦せない』という想いは未だ残っており、
亡き父に対しては愛憎入り交じる複雑な気持ちを抱えている。
また『もし同じような事が起こったら同じような事をしてしまうかもしれない』と
心の奥底で密かに恐れているため、その恐怖感から逃れるために、
血への決別の意味を込めて名字を名乗らなくなった。
外見は父親似だが、性格は母親似。好奇心旺盛なのも母親譲り。